サルサとは・・・
19世紀、キューバのオリエンテ地方で生まれ、スペイン語で"音"という意味をもつ、白人音楽と黒人音楽が見事な融合をみせた、もっともキューバ的な音楽のソンがサルサの元となっている。それから発展しアメリカ・ニューヨークに渡り、20世紀様々なジャンルの音が融合し生まれたのが、今のサルサである。ちなみに、"サルサ"とは"ソース"の意味。
ソンとは・・・
19世紀、キューバのオリエンテ地方で生まれ、スペイン語で"音"という意味を持つ、白人音楽と黒人音楽が見事な結合をみせた、もっともキューバ的な音楽。世界的にヒットになったソンの曲『エル・マルセーロ』(南京豆売り)だが、「ソン」という言葉が英語の「song」と混同されるからという理由で、この曲の形式名が「ルンバ」と記されて、世に出てしまった。それ以降、ソンはルンバという名前で知られ、社交ダンスにも組み入れられてしまった。その後もソンは発展し続けてキューバ音楽に寄与し、他ジャンルの音楽に影響を与えている。
ルンバとは・・・
キューバという音楽大国が生み出してきた様々なジャンルの音楽は、アフリカとヨーロッパの文化が複雑に絡み合って形成されているが、その中で宗教音楽を除いて最も奴隷制の遺産ともいうべき色が濃いのは「ルンバ」であろう。ルンバにはテンポが速い順に、コルンビア、ワワンコ、ヤンブーの3種類がある。その一つ、ワワンコは、男女がペアになって恋の駆け引きをテーマにしたものが多い。特徴的なのは、踊り手の技術と想像力によって形は異なるが「バクナオ」という踊りである。男性は女性の周りを舞いながら刺激し、女性は挑発しながらも長いスカートを腰に巻き付けて、迫ってくる男性から身を守る。
レゲトンとは・・・
HIPHOP、ダンスホール、レゲエ、ラテンの音楽が融合して生まれた、ニュータイプのサウンドに合わせて踊るダンス。
ダンスホール、レゲエ、クランク、マイアミベースなどと同じ様に、腰に直に訴えかけてくるビートが特徴的で、細やかなリズムを体で刻む。
プエルト・リコ、CUBAを始めとしたラテンアメリカ諸国が本場な事から、ほとんどの場合スペイン語で歌が歌われている。 アメリカに続き、今、日本でのレゲトン人気は爆発的である。
ベリーダンスとは・・・
発祥ははっきり知られていないですが、中東諸国の民族的なダンスで、トルコからエジプトまでの地域で盛んに踊られています。ベリーダンスは、もともと家や人が集まる場所で踊るダンスでした。20世紀のヨーロッパやアメリカで人気となり、海外で流行れば流行るほど、ベリーダンスの踊り方はどんどん民族的なものからエキゾチックなパフォーマンス用のものになってきました。“ベリー”という言葉をそのまま日本語に訳しますと“小腹”となります。ベリーダンスのショーにおいては衣装も重要な役割を占めており、ぴったりとしたトップスやヒップスカートなどを着て踊ります。スタイルによっては踊りながらヴェールも使われています。
アルゼンチンタンゴとは・・・
19世紀、ヨーロッパからアルゼンチンまでの大移民の時代に生まれたダンスです。当時、女性よりも男性の方が人口が多く、約100人の中で女性は2人しかいなかったと言われているほど、なかなか住みにくい時代でした。
タンゴは当時の盛業していたキャバレーや売春宿で最初に流行りました。売春宿のオーナーは宿のイメージを上品にするために「売春宿」のことを「ダンス・アカデミー」と呼ぶことにしました。実際にダンスが宿で教えられていれば、警察が突然に宿に来ても咎められることはなかったからです。タンゴは売春婦と宿のオーナーの関係を表現したものだと言われており、抱きしめあっているように男性の胸と女性の胸がくっついた状態で躍ります。
タンゴはサルサと同じように、流行れば流行るほどステップが変わってきました。年月を経て、現在は世界中に普及しています。ヨーロッパやアメリカで最初に流行ったのは社交ダンスのタンゴで、アルゼンチンタンゴより色っぽくないバージョンとなっています。
ウエスト・コースト・スイングとは・・・
アメリカのカリフォルニア州の代表的なダンスで、20世紀の初頭の時代に生まれ、ジャズダンスをベースにしたペアダンスです。アメリカ全土で流行し、場所によって踊り方(スタイリング)が少し違います。New Yorkでは<サヴォイ・スイング>というスタイルが流行っていて、北カロライナ州と南カロライナ州では<カロライナ・シャッグ>というのが流行っていました。オクラホマ州ではまた別のスタイル<サプリーム・スイング>が踊られていて、ルイジアナ州では<ケイジャン・スイング>が流行っていました。カリフォルニア州で一番流行っていたのは<ソフィスティケイテッド・スイング>というスタイルです。20世紀末には名前が<ソフィスティケイテッド・スイング>から<ウエスト・コースト・スイング(“WCS”)>に変わりました。
WCSは、他のペアダンスと比べて、リーダーと相手のコネクションが輪ゴムのように伸縮する状態で踊るダンスです。近代のWCSは2つのスタイルに分けられます。「クラシック」と「ファンキー」です。各スタイルのステップやスタイリングはそれぞれ違い、リズムの取り方も少し違います。ジャズ系の曲にはクラシックのほうが合っていると言われています。そして最近のポップ系の曲にはファンキーのほうが合っているようです。しかも両方とも、ジャズ、ブルース、ポップ、ロックなど、色々な曲のジャンルに合わせられます。
バレエとは・・・
他の種目より舞台芸術として歴史が長いダンスです。15世紀のイタリアで生まれ、フランスで流行ってから国際的な芸術になり、バレエはヨーロッパ全体で今でも主なダンスとなっています。19世紀のヨーロッパでは消失しましたが、ロシアでは復活し、近代ではバレエというとロシアが重要になっています。
バレエの芸術は数百年にわたって洗練され、サルサやスイングのようなソシアル的なダンスより、舞台で踊るためにあるダンスで、体の動きや線を美しく見せることに焦点を当てています。
チャ・チャ・チャとは・・・
1950年代、キューバのゆっくりしたマンボから生まれたジャンルです。マンボをゆっくりすると4と1のカウントの上にトリプルカウント(フォー・エンド・ワン)が入ります。このゆっくりしたマンボは昔、<トリプルマンボ>という名前がつけられており、そしてそこからチャ・チャ・チャとなりました。
1950年代よりチャ・チャ・チャはアメリカで人気となり、今もNew Yorkのサルサクラブでは欠かせないジャンルで、社交ダンスの主な種目の中の一つにもなっています。チャ・チャ・チャのリズムは近代、北米・南米のラテンやポップミュージックでよく使われています。
メレンゲとは・・・
ドミニカ共和国を代表するダンスと言われていますが、もともとドミニカで生まれたかどうかは定かではなく、隣国ハイチが発祥という説もあります。19世紀初頭にフォークダンスとして流行り、近代になるにつれて元来のステップがどんどん変化し、今ではフォークダンスというよりもクラブダンスの色が濃くなってきました。シンプルでカウントしやすいリズムで、メレンゲは他のラテンダンスに比べて習いやすいダンスと言えます。裏切られた恋愛や失恋の悲しみを謡ったポップサルサやバチャータのテーマとは逆に、メレンゲのテーマは明るくハツラツとしていてパーティーによく似合います。
バチャータとは・・・
メレンゲと一緒にドミニカ共和国を代表しているバチャータは50年前に生まれたジャンルです。発祥はアメリカのブルースやアルゼンチンのタンゴと同じようにあまり上品でなく、元々はドミニカのキャバレーや売春宿で生まれたジャンルだったので、最近まで中上流階級の人々にはあまり認められていませんでした。ギターがトレードマークと言えるほど中心的な役割を果たしていますが、80年代に入ってからアコースティックギターからエレクトリックギターに変わったので、近代のバチャータは50年前の元のものと比べるとかなり違います。テーマはラテンアメリカのギター音楽の多くのように、失われた愛のもの悲しさを謡った話が多いです。バチャータはタンゴと同じように、大人の男女の駆け引きを表現したものと言われています。 |